脂がのった熱々のうなぎ…美味しいですよね。
1年のうちせめて土用の丑の日にうなぎを食べたいけど、うなぎ屋さんに行くのはちょっと値段が高くて考えてしまいます。
スーパーやネットショップで売っている冷凍うなぎを思い切って買った時には、美味しい食べ方をしたいですよね。
解凍方法やどの家にもあるフライパンやトースターやグリルでの焼き方を覚えることでお店の味に近づけることができます。
そして美味しいうなぎになる1番のポイントは「洗うこと」なんです。
そこで今回は「冷凍うなぎの美味しい食べ方は洗うこと?解凍方法やフライパンやトースターやグリルでの焼き方も紹介」と題してお届けします。
冷凍うなぎの美味しい食べ方は洗うこと?
冷凍うなぎの美味しい食べ方は、まず「洗うこと」です。
せっかく高い値段で買った冷凍うなぎを水で洗うなんて!と驚く方もいると思います。
私は“すでにたれで焼いてあるから味もついていて温めるだけで美味しいはず!”と思っていました。
洗ってから焼くと今までの冷凍うなぎとは明らかに違い、美味しくなっていますよ。
うなぎを洗うには、正しい洗い方と理由があります。
納得していただいてぜひ洗って食べてみてください。
味の違いに納得できると思います。
冷凍うなぎを洗う前には、必ず解凍してくださいね。
美味しく食べるための解凍方法については後ほどお伝えします。
冷凍うなぎの洗い方
冷凍うなぎの洗い方は2通りあります。
長焼きの状態の時は、お皿に盛る大きさにあらかじめ切っておきます。
1.熱湯で洗う
2.水で洗う
1.熱湯で洗う
湯をたっぷりと沸かしておきます。
うなぎをボウルやフライパンに入れて、沸かした湯をゆっくりと回しかけます。
熱湯をかけると、生臭さが取れたり、皮の周りのコラーゲンが溶けて柔らかくなったりします。
やけどに注意してくださいね。
時間をかけずにさっと洗ってすぐにキッチンペーパーで水気をふき取ってください。
2.水で洗う
水道の流水で、うなぎに付いているたれや焦げている部分を優しく洗い流します。
冷たい水ではなく、できれば少しぬるめの水の方が汚れが取れやすいです。
熱湯の場合は触るとやけどをしてしまいますが、水であれば手で確認しながら丁寧に汚れを取ることができます。
あまり強く洗うと身が崩れてしまうので、注意してくださいね。
冷凍うなぎを流水で洗うとなぜ美味しい?
なぜ調理済みの冷凍うなぎを流水で洗うと美味しいのでしょうか?
その理由は主に3つあります。
1つ目の理由:うなぎについている余分なたれや脂を取り除くと新しく付けたたれが良く染み込むから。
うなぎにはすでに味が付いていますが、好みの味でない可能性があります。
洗わないと脂とたれが混ざっており、自分好みのたれを付けても、すでにうなぎについている脂のせいで味が染み込みにくくなっています。
焼いてふっくらとしたうなぎにさっとたれをかけて食べる方が好みだったりすることがあります。
うな丼にするときは、香ばしく焼いたうなぎをごはんの上にのせて、その上からたれをかけても美味しいです。
蒸したり煮込んだりしてたれをうなぎに染み込ませたいときも、脂やたれを洗うことで美味しいたれが良く染み込み美味しくなります。
2つ目の理由:うなぎについているたれは、賞味期限を保つためや見た目を良くするために添加物が使われているから。
冷凍うなぎが鮮度を保って日持ちするのは冷凍にしてあることもありますが、たれに添加物も使われています。
スーパーで売っている冷凍うなぎは半解凍状態になっていることもあり、ある程度の日持ちがするようにしてあります。
うなぎについた添加物を洗って取り除くことで体にも美味しいうなぎを食べることができます。
3つ目の理由:冷凍うなぎを焼くときにうなぎに付いているたれが先に焦げてしまうから。
冷凍うなぎは見た目を良くするために焦げの部分も付いています。
たれは砂糖やみりんが多く使われており焦げやすいです。
焼いた時に、中までしっかり火が通る前に表面が焼けて焦げついてしまいます。
冷凍うなぎに焦げ目がついている時は、焦げを取らないと、焼いたときにその焦げた部分がさらに焼けてしまいます。
焦げた部分がさらに焦げてしまい、焦げ臭くなってしまいますので、焦げた部分は丁寧に取り除いてください。
流水で洗うというひと手間をかけることで、冷凍うなぎを自宅でおいしく食べることができますよ。
次は冷凍うなぎの解凍方法についてお伝えします。
冷凍うなぎの解凍方法は?
冷凍うなぎを美味しく食べるための一番おすすめな解凍方法は、冷蔵庫での自然解凍です。
凍っている状態で買ってきた時は食べる時を見計らって、半日~1日を目安に冷凍庫から冷蔵庫に移しておくと良いと思います。
急いでいるときは、冷凍うなぎが入るほどの入れ物(平たいフライパンが◎)を用意しその中にパックごと入れ、流水で解凍してもOKです。
勢いよく水を出さなくても大丈夫。
ちょろちょろと水を出して解凍しましょう。
10分程度で解凍されると思います。
最近の電子レンジは優秀ですが、どうしても解凍にムラができてしまい、部分的に過熱されてしまうのでおすすめできません。
解凍されたら、食べる大きさにカットしてから洗いましょう。
冷凍うなぎの美味しい焼き方は?
冷凍うなぎはすでに焼いて余分な脂を落としてあるので、上手に温めたり、香ばしく焼くことで美味しくなります。
身近にあるフライパンやトースターやグリルを使って焼く方法を紹介します。
使う道具によって仕上がりが変わるので、好みの焼き方を見つけてくださいね。
美味しくフライパンで焼く方法
解凍し、洗ったうなぎをフライパンで美味しく焼く方法を紹介します。
1.洗ったうなぎの水気をキッチンペーパーなどで拭いて、適当な大きさに切る。
2.フライパンに油を少しひいて、両面を焼く。
3.うなぎの皮を下にして焼き始め、両面を焼き、弱火にして蓋をする。
少量の日本酒を入れて蓋をするとふっくらと焼きあがります。
4.好みのたれや市販のたれをかけてさらに焼く。
スプーンやお玉でたれを回しかけながら焼くとたれが染み込みます。
油を多めに敷いて、カリッと焼くと、外はサクッと中はふんわりで美味しい揚げ焼き状態が楽しめます。
トースターで焼く方法
トースターでも表面がカリッと香ばしく、中はふわふわに焼くことができます。
やり方は簡単なのでぜひやってみてください。
1.トースターにアルミホイルを敷き、キッチンペーパーで水分を取ったウナギを並べます。
◎この時少しだけお酒をかけるとふっくらします。
2.うなぎの上からアルミホイルをかぶせ、3分ほど焼きます。
3.その後、たれを上からかけて、アルミホイルをかぶせずに3分ほど焼きます。
たれをあまり染み込ませず、あっさり食べたい場合は食べる直前にかけてもOK。
自分で作ったたれを直接ごはんにかける場合は、別のお鍋で作り、料理酒やみりんのアルコールを飛ばしておきましょう。
グリルを使って焼く方法
魚焼きグリルを使っても美味しく焼くことができます。
アルミホイルで包み焼きをすることでグリルを汚さずにすみますし、ふっくら焼けます。
1.グリルを余熱しておきます。
2.水気をふき取ったうなぎを適当な大きさに切って、すこしだけ料理酒をかけます。
3.アルミホイルに1つずつ包みます。
うなぎをすっぽり包んでください。
4.グリルで5分程度温めて、蒸し焼きにします。
5.蒸し焼きにした後、たれをかけます。
うな丼にする場合は、ごはんにのせてからたれをかけてもOK!
冷凍うなぎの美味しい食べ方まとめ
今回は、冷凍うなぎの美味しい食べ方は洗うこと?解凍方法やフライパンやトースターやグリルでの焼き方も紹介と題してお届けしました。
うなぎを「洗う」というひと手間をかけることで、冷凍うなぎを美味しい食べ方ができます。
解凍方法や焼き方もフライパンやトースターやグリルでの焼き方もぜひ参考になれば幸いです。
ちなみに2023年の夏の『土用の丑の日』は7月30日だそうです。
おいしく冷凍うなぎを食べたい時に参考になったらうれしいです。
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